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2階定数係数同次微分方程式
式(1)に
を代入することを考えてみる。
,なので、(1)式は、
と変形できる。
ここで>なので
式(2)を特性方程式という。これを解き、それぞれの解の場合につき微分方程式(1)を解く。
(i) (3)式が相異なる2つの実数解,を持つ場合、
基本解は、,であり、 これらを線形結合したものが一般解となる。
(ii) (3)式が重解を持つ場合、
一次独立な基本解を2つ見つけたいが、この場合の1つしか見つけられていない。
ここで定数部分を函数に変えてみる。
を(1)式に代入すると、
の時、これを満たす。
従って、も基本解となり、一般解は、
(iii) (3)式が共役な複素数解,を持つ場合、
それぞれ、,と表す。
物理学の世界での応用を考えると、実数の範囲での一般解を求めたい。具体的にはを消去する方法を考える。
この,をそれぞれ(2)式に代入しオイラーの公式を用いると、
更に、
これらは基本解とでき、かつ、互いに線形独立である。 これら基本解を線形結合したものが一般解となる。