CANADA'S WINDVIEW

趣味の写真を投稿していきます。昆虫好きな長男と一緒に昆虫を追いかけています。最初の年はセミやカマキリ、次の年はカブトムシ、トンボ、そして今年は…

ヒメハルゼミの抜け殻

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ヒメハルゼミの抜け殻 20210718_11

20210718日 晴れ 31⇔24 南南東4 海抜147~150m

豊川市の財賀寺で開催された「ヒメハルゼミの声を聴く集い」に家族で参加してきました。

ヒメハルゼミ(Euterpnosia chibensis chibensis Matsumura, 1917)と言えば、蒲郡市相良町にあるさがらの森はヒメハルゼミの生息地として有名です。実は私は蒲郡育ちなんですが、このヒメハルゼミの鳴き声を実際に聞いたことは一度もなかったんですね。

今朝東三河ふるさと公園で行われた自然観察会で、この「ヒメハルゼミの声を聴く集い」について紹介があり、折角の機会なので参加しました。

 

御住職、今枝議員、そして三河生物研究会の会長さんと順番に挨拶され、ヒメハルゼミ(まとま)って鳴いているという樹々のところまで案内して下さいました。

ヒメハルゼミは周期的に一斉に鳴くそうで、昼間は一時間半に一回くらい、夕方になるにつれて間隔が短くなり、夕方には10分に一回程度になるのだそうです。それで聴く集いは毎年夕方の16時から17時に開催しているのだそうです。

ヒメハルゼミの鳴き声の聞き()しはなかなか難しいのですが、ニイニイゼミジーーっというベース音に、ぐわんぐわんという周期的な(うな)りが重なったような鳴き方をします。

 

天然記念物に指定されているので、セミの成虫そのものを捕獲することはできませんが、抜け殻なら持って帰っても問題ありません。長男が2体、私が1体見つけて、無事写真撮影ができました。ヒメハルゼミの羽化は草木の低いところで行われるので、子供の目線の方が探しやすいとのことで、「今日は子供さんが見えたので、安心しました。」と会長さんが最初の挨拶の時に説明されてました。また、(しい)(かし)などの照葉樹林を好み、三河地方で生息しているのは豊川の北側のみだそうです。椎や樫などの照葉樹林自体は豊川の南側にもたくさんあるのですが、何故か北側にしか居ないそうです。

 

鳴き声の録音は、どうしても参加者の方々の話し声が入ってしまい、条件的に厳しかったです。それでも良い記念になりました。ちなみに、このヒメハルゼミは良く鳴く年と殆ど鳴かない年があるそうで、今年は良く鳴いているそうで、ラッキーとの事でした。鳴き声が聞かれるのは、2-3週間程度だそうです。

 


蒲郡市アメダス
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最高気温 32.4℃、最低気温 24.3℃ 


http://www.ccnet-ai.ne.jp/zaikaji/page032.html
ヒメハルゼミの声を聴く集い」開催


<参考>
くらべてわかる昆虫/奥山清市 写真、永幡嘉之 写真、永幡嘉之 著/山と渓谷社/2017年6月10日 初版発行
新訂 原色昆虫大圖鑑 第III巻/平嶋義宏、森本桂 監修/北隆館/2008年1月25日 新訂版初版発行