戦国時代の天正3年(1575年)、長篠・設楽原(したらがはら)で武田軍と織田・徳川連合軍は三度戦っていますが、設楽原の決戦では、連合軍側の大勝に終わりました。この戦いで両者併せて1万6千もの戦死者があったと言われます。
その後、村人は戦没者を2つの塚に手厚く葬り、それが「信玄塚」と呼ばれます。間もなく、この塚から大量の蜂が発生し人馬に害を与えましたが、それは伊那街道(三州街道)の往来を妨げる程でした。
村人は、この蜂の大群を戦没者の亡霊と考え、その霊を慰めるため、施餓鬼を行い、松明を灯して供養に努めたところ、蜂は暫くして収まったと言われます。以来村人が毎年この時期松明を灯して供養するようになったのが火おんどりの始まりです。
村の男たちはそれぞれ、鉦や太鼓の囃子にのって、長さ2-3m直径80cmほどの松明を燃やして、8の字を描くように振り回します。
火の粉を浴びると、無病息災だそうです。
また付近にある閻魔堂の閻魔様を拝むと、この夏の間は無病息災が約束されるそうです。(この夏は)新型インフルエンザにも絶対罹らないのだとか。嘘をつくと舌を抜いてしまう閻魔様だけにこれは本当!?
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[撮影データ]
[1] Nikon D3::AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED | Mモード、1/160秒、F4、ISO 400、WB 5560K、34mm、MF、UV、手持ち
[2] Nikon D3::AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF) | Mモード、1/80秒、F5.6、ISO HI-2(25600相当)、WB 5560K、230mm、MF、UV、手持ち
[3] Nikon D3::AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED | Mモード、1/100秒、F4、ISO 6400、WB 5560K、70mm、MF、UV、手持ち
[1] Nikon D3::AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED | Mモード、1/160秒、F4、ISO 400、WB 5560K、34mm、MF、UV、手持ち
[2] Nikon D3::AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF) | Mモード、1/80秒、F5.6、ISO HI-2(25600相当)、WB 5560K、230mm、MF、UV、手持ち
[3] Nikon D3::AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED | Mモード、1/100秒、F4、ISO 6400、WB 5560K、70mm、MF、UV、手持ち