CANADA'S WINDVIEW

趣味の写真を投稿していきます。昆虫好きな長男と一緒に昆虫を追いかけています。最初の年はセミやカマキリ、次の年はカブトムシ、トンボ、そして今年は…

基礎からの漢方60分 2

20110720水 雨後晴れ 28℃⇔25℃ 南南東6m/s


中医学の考え方も入れて幅広くやっていく。

日本漢方は方証相対で、証が決まると処方が決まる。古典にある通りに試用する。

口訣 --- 偉い先生が見出した特徴?

医師にしてみれば、方証相対は使いやすい。
薬剤師は生薬学を習っているが、方証相対ではその知識を全く役に立てられない。

日本漢方の考え方では、生薬と処方が結び付かない。

中医学の考え方では、生薬と処方が同じ言葉で表現できるので離解し易い。

日本漢方の処方を中医学的に考える

構成生薬の中医学での薬能を併せることで漢方処方が適用する病態の特徴を大まかに把握することができる。


・空気中の酸素から気を作る。(食べ物からも消化して気が作られる)
・酸素及び食べ物由来の気を体に巡らせる。
・全身にエネルギーを送る。皮膚にも送る。
・免疫系も主る。

病邪弁証

病気の原因は何?ということを考える。

正気(せいき)


正気と外邪が常に戦っていてバランスを取っていれば病気にならない。

実・虚は、正気と外邪の量やバランスを表している。

漢方医学は常にバランスを考えている。

阳・阴 --- 中国語で陰・陽。

陰陽はバランスのことを表しているが、気・津液の代名詞として使われたりもする。

気・血・津液は、適当な量が適当に流れていることが大事。

臓器と言うのは病気が起こしている場所(袋)を表している。

気が多いことはエネルギーが多いので良いのだが、多すぎると流れが悪くなる(鬱滞)ので良くなくなる。

「全身レベルでの虚」は一言で言うと「元気がない」こと。

某社の言う虚実では、本来実証の人は体力があり、病気にはならないので説明には無理がある。
邪に強く反応しているのが実と考える方が説明しやすい。

表はかなり広範囲を指している。手足も表。