陰陽と寒熱の漢方医学的な捉え方
陰 | 冷やすもの、潤すもの、裏・寒・虚 |
陽 | 温めるもの、乾かすもの、表・熱・実 |
乱暴に分けると、陰≒血・水、陽≒気。
陰陽のバランスで陰が過剰になると、冷えてめまいがおこり、浮腫が出る。
陽が過剰な場合、熱感など。清熱が必要。こういう場合はNSAIDsを使えばよい。
陰が少ない場合、粘膜や皮膚の乾き・微熱・慢性炎症が発症しやすい。
滋陰薬を使い、冷やす能力を高める。麦門冬・天門冬・五味子・阿膠など。
滋陰薬を使い、冷やす能力を高める。麦門冬・天門冬・五味子・阿膠など。
阿膠は補血薬でもあり、便利。
元々高齢の方は陰が不足がち。ここで冷やすと気血水全てがなくなってしまう。
500年前に点滴が無かった時代、脈が落ちてきた時に生脈散(麦門冬・五味子・人参)を使った。
清暑益気湯は生脈散を含んでいる。全体としては冷やす薬ではないが黄柏と言うちょっとだけ冷やす隠し味が入っている。
陰が足りない人が下痢をすると最悪なので、黄柏で防いでいる。黄柏+クレオソートが正露丸。このしゅさ薬はベルベリン。
清暑益気湯は生脈散を含んでいる。全体としては冷やす薬ではないが黄柏と言うちょっとだけ冷やす隠し味が入っている。
陰が足りない人が下痢をすると最悪なので、黄柏で防いでいる。黄柏+クレオソートが正露丸。このしゅさ薬はベルベリン。
気が不足しても血虚になる。
古方派の先生は活血と言う言葉は使われない。後世派・中医の先生は活血と言う言葉を使われる。
地黄 | 補血と共に滋陰もする |
芍薬 | 補血。骨格筋・平滑筋の緊張も取るが、精神的な緊張も緩めてくれる。 |
当帰 | 血を増やし、温めながら巡らせる。 |
川芎 | 補血の効果はない。血を巡らせる(活血)。 |
四君子湯+四物湯=八珍湯
八珍湯+黄耆+桂皮=十全大補湯
桂皮は気を巡らせる。
血は四物湯の川芎が巡らせる。
血は四物湯の川芎が巡らせる。