「神経症性障害・不眠」の漢方的捉え方と治療。
気血水理論は江戸時代中期に吉益南涯(吉益東洞の息子、華岡青州の師)によって唱えられた。
中医・後世派は五臓を重視するが、古方派は気血水を重視する。
但し、メンタル系の分野では気血水だけでは説明が難しい。「肝」、「心」の概念が必要となってくる。
中医・後世派は五臓を重視するが、古方派は気血水を重視する。
但し、メンタル系の分野では気血水だけでは説明が難しい。「肝」、「心」の概念が必要となってくる。
虚熱というのは熱源があるわけではなく、水が無くなることにより冷やす能力が落ちること。
メンタル系では虚熱がポイント。
精神活動の異常
→ 気が少ない(足りない)
→ 気が滴性に分布されていない
→ 滞って過剰
→ 分配されず不足
→ 気が少ない(足りない)
→ 気が滴性に分布されていない
→ 滞って過剰
→ 分配されず不足
気が少なければ補う。
気が適性に分布されていいない場合は巡らせる。
気が適性に分布されていいない場合は巡らせる。
気鬱 | 気が身体を巡らず局所に滞る。局所の痞え・異常感と抑鬱傾向 | 喉に気が滞りやすいが体中どこにでも起こりうる。 |
気逆 | 上半身は気が逆上し、のぼせる。下半身は気が不足し、冷えや痛み。 | 胸から上の方に非常に気が滞ってしまっている。 |
「気滞」(気の巡りが悪い)の特徴的症候
「気逆」の漢方医学的捉え方
中医学・後世派の概念には気逆というものが無い。古方派にしかない。
桂皮
・気を巡らせる
・気逆によるのぼせや不安を抑える
・全身を温め発汗させる
・気を巡らせる
・気逆によるのぼせや不安を抑える
・全身を温め発汗させる
桂皮は、気を下に下げて下の機能不全を直す。
「陰陽」と炎症の漢方医学的捉え方
冷やす(清熱)ことで「熱」(炎症)を改善する生薬
黄連・黄芩は心の熱を冷ます。瀉心湯類(三黄瀉心湯、半夏瀉心湯など)。
陰の中でも興奮は血が担っており、水は分泌の方を担っていると考えると良い。