漢方とは、漢に起源を持つ医学。
漢の国の男子を「漢子」もしくは「漢」と呼んだ。例:好漢、悪漢、痴漢、門外漢、、、
漢方医 | 今村了庵、遠田澄庵 | 脚気の原因を白米とし、麦と小豆を主食として漢方の利尿剤ほかを患者の状態により投与。 |
西洋医 | 佐々木東洋、小林恒 | 脚気の原因を一種の細菌感染とし、キニーネを投与。 |
治療成績(全治癒率) | 漢方医学:西洋医学=55%:75% |
明治時代、脚気の治療で、食事が原因だとする漢方医と感染症が原因だとする西洋医が競った時になぜか西洋医が勝ってしまったので、その後日本は漢方を捨てて西洋医学が導入されることになった。
当時森鷗外も脚気は感染症だと考えていた。
後に脚気は食事が原因だと判った。
「気」というのは漢方用語だが、漢方が嫌いな先生でも「御元気ですか?」と漢方用語を使っている!?
今一番売れている。
心胸中大寒痛、嘔不能飲食、腹中寒、上衝皮起、出見有頭足、上下痛而不可触近、大建中湯主之 (金匱要略)
= 腹が冷えて痛み、腹部が膨満し、嘔吐して飲食することができず、腹部にはちょうど頭と足があるようで、上下に移動する塊状の隆起がある。
= 腹が冷えて痛み、腹部が膨満し、嘔吐して飲食することができず、腹部にはちょうど頭と足があるようで、上下に移動する塊状の隆起がある。
これはまさにイレウスの症状。
お年寄りの1-2割には便秘がある。お年寄りの2大疾患は便秘と不眠だと言われる。
芍薬甘草湯
「肝硬変に伴う筋痙攣」には効く。腹痛発作に頓服として用い、ブスコパン並みに効く。
やたら腹を立てている人に効く。
・本来小児のひきつけに用いられたもので、
お年寄りの下半身の衰えに使う。
肺気腫の人は上腹部はカチカチだが下腹部はふにゃふにゃ(小腹不仁)。
夜間おしっこに行く人は、正中芯が触れる。