CANADA'S WINDVIEW

趣味の写真を投稿していきます。昆虫好きな長男と一緒に昆虫を追いかけています。最初の年はセミやカマキリ、次の年はカブトムシ、トンボ、そして今年は…

上中しだれ桃のレンギョウ

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    20170416日 晴れ 25⇔11℃ 南西2m/s 海抜388-409m

 

上中しだれ桃の里には、しだれ桃の他にレンギョウ(連翹)やスイセンムスカリ、チューリップ、菜の花、コブシ、ツバキなども植えられており、この時期はまさに百花繚乱です。

 

中でもレンギョウの黄色は、しだれ桃の白、ピンク、赤の色を引き立てます。

 

レンギョウは、雄株と雌株があり、雄株には雄花が、雌株には雌花が咲き、両方揃うと実が付くとされます。但し、レンギョウの雄株、雌株は厳密ではないそうです(不完全雄株、不完全雌株)。つまり両方揃うとどちらも実を付けます。この実が連翹という生薬です。
外見で雌雄を判別するには、桜(ソメイヨシノ)が咲く時期に咲く花を見るのが一番楽です。
上中のレンギョウは、ほとんどが雄株で、雌株は1株しか見つけられませんでした。
恐らく挿し木で増やした株を植えたためにこのような偏りが生じたのでしょう。

 

また、こちらのレンギョウは、シナレンギョウという大きな株になる種で、花付きも良く、見応えがあります。

 

雄花と雌花の拡大写真と説明図を載せておきます。
雄花は、雄蕊が花の手前の方に並んでおり奥に退化しかかった雌蕊が隠れています。
雌花は、雌蕊が花の手前の方に出ており、雄蕊がその奥に雌蕊の芯を取り囲むように配置されています。

 

両方の株を揃えると、ちゃんと実も付きます。

 

    連翹の効能

 

【性味】苦・微寒
【帰経】心・小腸

 

【効能】
[1] 清熱解毒・清心瀉火
[2] 消廱散結
[3] 清熱利小便

 

【出典】≪神農本草經・下品≫「一名異翹一名蕑華一名折根一名軹一名三廉。味は苦く平。山谷に生ず。寒熱の鼠瘻、瘰癧、癰腫、惡瘡、癭瘤、結熱、蠱毒を治す。」