CANADA'S WINDVIEW

趣味の写真を投稿していきます。昆虫好きな長男と一緒に昆虫を追いかけています。最初の年はセミやカマキリ、次の年はカブトムシ、トンボ、そして今年は…

総本山 御寺 泉涌寺

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20091121土 晴れ


拝観料500円。



真言宗泉涌寺派の総本山で、皇室とのかかわりが深く、「御寺(みてら)」として親しまれている。
寺伝によれば、平安時代弘法大師によって営まれた草庵を起こりとし、法輪寺(後に仙遊寺と改称)と名付けられた後、
建保(けんぼう)6年(1218年)には宗(中国)から帰朝した月輪大師(がちりんだいし)・俊ジョウ(しゅんじょう)に寄進され、
大伽藍が整えられた。その際、境内に泉が涌き出したことにちなんで泉涌寺と改められた。
仁治(にんじ)3年(1242年)の四条天皇はじめ、歴代の多くの天皇の葬儀が行われ、寺内に御陵が営まれており、
皇室の香華院(こうけいん)(菩提所)として厚い崇敬を受けてきた。
広い境内には、運慶の作と伝えられる釈迦仏、阿弥陀仏、弥勅仏の三世仏を安置する仏殿(重要文化財)のほか、
釈尊の仏牙(ぶつげ)(歯)を祀(まつ)る舎利殿、開山堂、御所の建物を移築した御座所、霊明殿(れいめいでん)など
数多くの伽藍が建ち並んでいる。
寺宝として月輪大師筆の「泉涌寺勧縁疏(かんえんそ)」(国宝)、楊貴妃観音堂に安置される聖(しょう)観音像(重要文化財)など、
多数の貴重な文化財を所蔵する。
また謡曲「舎利」の舞台としても有名である。
山内の塔頭(たっちゅう)には七福神が祀られており、毎年成人の日に行われる七福神巡りは多くの参拝客でにぎわう。