昨日久しぶりに菌糸びんを見たら、オオクワガタ(Dorcus hopei)が羽化していたようだったので(隙間から大あごや目が見えた)、掘り出すことにしました。
一番上から層状に削るように掘っていくと、蛹室に到達したところで穴が開きます。それを手掛かりに更に層状に削るようにして掘っていきます。
毎日観察していたわけではないのでいつ羽化したのか全く判りませんが、羽化したばかりの成虫は傷が付きやすいので、少しずつ丁寧に作業することが重要です。
毎日観察していたわけではないのでいつ羽化したのか全く判りませんが、羽化したばかりの成虫は傷が付きやすいので、少しずつ丁寧に作業することが重要です。
外翅に皺があるという点から、まだ羽化してそれ程日にちが経っていないのではないかと思われました。
羽化した成虫は、2-3か月くらいしないと餌は食べないそうですから、取り合えず菌糸びん内に少しだけ水を足して、更に隠れられるようクヌギの葉を入れて置きました。オオクワガタはその大きな図体に似合わず、とても神経質なのだそうです。
静岡県磐田市にある竜洋昆虫自然観察公園で2018年9月2日に行われた「オオクワガタの幼虫を育てよう」教室で貰った2令幼虫から育てていたものです。あれから1年近く経ってようやく出会えた立派なオスの成虫ということで、非常に感慨深いものがあります。
一緒に講義を受けて、菌糸びんの交換も手伝ってもらった長男も非常に喜んでいました。
一緒に講義を受けて、菌糸びんの交換も手伝ってもらった長男も非常に喜んでいました。
躯体が固まって、餌を食べるようになったら、サイズを測ってみたいと思います。