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20200501金 晴れ 24⇔15 南西3 海抜61m
フィールドで捕獲したオオスズメバチ(Vespa mandarinia)の女王蜂です。他のキムネクマバチなどを撮っていたら、偶然水を飲みにやってきて、捕虫網で捕獲しました。体長は5cm近くもあり、キムネクマバチやオオスズメバチの働き蜂と比べても相当大きなことがよく分かります。今まで大きいなと思った働き蜂でもせいぜい35-36mmくらいだったので、かなり大きく感じます。
ちなみに昨日蒲郡市中央公園でも目の前を飛んでいくのを見掛けました。スズメバチは厳密には腹の模様で見分けますが、オオスズメバチは腹の先(お尻)が明るい黄色なので、慣れてくると飛んでいるハチを見て大まかに鑑別できます。
昨年秋に誕生したオオスズメバチの女王蜂は、♂との交尾を終えると一旦冬眠します。春に暖かくなると冬眠から覚め、冬眠中に弱った体力を2週間かけて回復し、営巣場所を探しに1日50kmも旅すると言われます。
オオスズメバチは、他のスズメバチと比べても最も力が強く、昆虫の食物連鎖の頂点に君臨します。また世界のスズメバチの中でも日本のオオスズメバチが最強だと言われています。
<参考>
ポケット図鑑 日本の昆虫1400 (2)トンボ・コウチュウ・ハチ/槐真史 編、伊丹市昆虫館 監修/文一総合出版/2013年5月31日 初版発行
ハチハンドブック/藤丸篤夫/文一総合出版/2014年7月8日 初版発行
くらべてわかる昆虫/奥山清市 写真、永幡嘉之 写真、永幡嘉之 著/山と渓谷社/2017年6月10日 初版発行
人を襲うハチ 4482件の事例からの報告/小川原 辰雄 著/山と渓谷社/2019年6月1日 初版発行
スズメバチの真実 最強のハチとの共生をめざして/中村雅雄/八坂書房/2018年7月25日 初版発行
新訂 原色昆虫大圖鑑 第III巻/平嶋義宏、森本桂 監修/北隆館/2008年1月25日 新訂版初版発行
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