CANADA'S WINDVIEW

趣味の写真を投稿していきます。昆虫好きな長男と一緒に昆虫を追いかけています。最初の年はセミやカマキリ、次の年はカブトムシ、トンボ、そして今年は…

名古屋臨床漢方セミナー 4

20100925土 晴れ 26⇔18 北4



胃弱(胃がいたい、胃のもたれ)のタイプは大きく3つに分けられる。

桂枝湯、建中湯類便秘がち、腹直筋緊張、しぶり腹、神経過敏タイプ
平胃散、茯苓飲食べすぎ、腹にガス満、下痢も便秘もある
六君子湯下痢しやすく、少食


幽門狭窄症はどちらかと言うと胃の運動は亢進している(牛角胃)と考えられる。

建中湯類で体を立て直す。現実的には気を病んでいる人が多いので、建中湯類の使用機会が多い。
渋り腹が強ければ桂枝加芍薬湯。
現在出回っている漢方の教科書は多くは江戸時代の人々を対象としたもの。現代は、心身疲労で虚している人が多いので、温補剤が中心となる。
一億総虚労状態。





不眠などに桂枝加竜骨牡蠣湯が使われるが、胃の弱い人は胃にきてしまう。
幹の桂枝湯類をうまく使うと、例えば桂枝湯だけで効くこともある。
皮膚疾患では80%くらいは小建中湯、帰耆建中湯で行ける。それから白虎加人参湯などを使ったりする。

桂枝湯類が根幹。
だから女性に対する基本処方は当帰建中湯。
便秘でも桂枝湯類から行った方が良い。
季節が変わったら薬も変えていく。