CANADA'S WINDVIEW

趣味の写真を投稿していきます。昆虫好きな長男と一緒に昆虫を追いかけています。最初の年はセミやカマキリ、次の年はカブトムシ、トンボ、そして今年は…

竜洋昆虫自然観察公園 - オオクワガタの幼虫を育てよう

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20180902日 晴れ時々曇り一時雨 29⇔24 南南東4


静岡県磐田市にある竜洋昆虫自然観察公園で行われた「オオクワガタの幼虫を育てよう」教室です。
昆虫の進化の話から幼虫の飼育の仕方までの講義があり、実際にオオクワガタの幼虫が配布され、それを菌糸パックに移しました。

※筆記用具を持って行かなかったので、下記「講義ノート」は帰宅後うろ覚えで書いてます。多少間違いがあるかも知れませんが御容赦下さい。

講義ノート

あまり小さい幼虫は扱いが難しいということで、二令幼虫が配布された。
一か月くらいで三令幼虫になるので、その時に今日の菌糸パックから新しい菌糸びんに変える。
♂なら2-3瓶、♀なら1-2瓶で成虫になる。
2/3くらい菌糸を食べたら、菌糸びんを新しいものに交換する。
交換が遅れると、幼虫は餌がないと思ってしまい、早く成虫になろうとして小さな個体になる。

菌糸びんに幼虫が入れる程度の穴を掘り、幼虫を入れる。穴は元居たところの土で埋めるようにする。
木の繊維などの消化は幼虫の腸内にいる腸内細菌が行っているので、この幼虫に住み着いていた腸内細菌も一緒に移してあげないと新しい環境で幼虫が木の繊維などを消化できず、死んでしまうこともある。

基本的に(霧吹きによる)水やりなど不要で、セットしたらいじらないようにする。
開けたり閉じたり振動を与えたりするのは幼虫にとってストレスになる。


昆虫は6億年前に誕生して、最初はトンボだった。その次、バッタの仲間、それからゴキブリの仲間という風に翅が進化してきている。
トンボは翅を畳めない。バッタは、後翅を前翅の下に隠すことができるようなった。ゴキブリ、テントウムシ、カブトムシは更に前翅の下に隠した後ろ羽を畳めるようになっている。
テントウムシやカブトムシは硬い前翅を開いて、その後畳んでいた後翅を瞬時に開いて飛び立つことができる。
テントウムシの後翅を瞬時に開く仕組みを東大のチームが解明した。これを、宇宙で太陽光パネルを開くのに応用することが期待されている。

オオクワガタの幼虫は、頭があって、触覚があって、顎があって、白い体の最初の3つの襞のところにそれぞれ1対ずつ足がついている。
体の横についている気門で呼吸している。
背面の正中にある黒い筋が背脈管で、これが心臓の代わりになっている。脈を打っているのが見える。