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漢検2級対策 - 四字熟語 (1)
漢検は、漢字の試験と言っても、読み書き、筆順、対義語/類義語、四字熟語、誤字選択/訂正、部首 等、級にも依りますが、様々な方向から知識を問われます。
そのうちの特に5級以上では四字熟語は先ず押さえておくべき項目と言われます。
その理由はいくつかあるのですが、一つは熟語や漢字の特徴的な読み方などが纏まった形で覚えやすいということがあります。
対義語/類義語や読み書き、誤字選択/訂正で出てくるような熟語を四字熟語内に含んだ形になっていることが多々あるので、少ない労力でそれらも覚えられます。
それから漢検ではその対象級の四字熟語と言うのが定められています。漢検四字熟語辞典、漢検漢字辞典では四字熟語を引くと配当級が書かれています。
例えば「白砂青松(はくしゃせいしょう)」を引くと、「4級」と書かれています。そうすると2級を受検する場合は、この2級の配当の四字熟語だけ覚えれば良いのかと言うと、実はそうではありません。準2級以下(5級以上)の四字熟語も全然出題されています。となると2級を受検するときには2級だけでなく5級から2級まで全部覚えなくてはならないのですが、それはかなり膨大です。
そこで、過去問を何年か見て行きますと、各級でよく出題されやすい四字熟語というのが見えてきます。ということで頻出度順の問題集で、頻出度の高いものから押さえておけば良いです。
ちなみに前記の「白砂青松」は4級の配当ですが、2級でよく出されているものの一つですし、私が受検した令和3年度第3回の試験では「一陽来復」という5級配当の四字熟語が出題されました。
次の記事で、配当級別に2級で出題されやすい四字熟語を纏めて行きます。