芎帰膠艾湯
よく言われる出血(痔出血、月経過多など)にはあまり効かない。異常出血の範疇に入る鼻出血、血痰、膀胱出血などに効いた。
その他、原因のはっきりしない大腸出血や肝硬変の下血でどうしても効かない時に効いたことがある。
腰痛
苓姜朮甘湯(N118)がよい。坐骨神経痛にも効く。但し、これだけではほとんど効かず、附子を必ず入れる。苓姜朮甘湯は、甘草乾姜湯がベース。
甘草乾姜湯は体の中心を温める。
人間の体は寒くなると水(鼻汁、尿など)が出てくる。
胃が冷えた場合 | 人参湯 |
肺が冷えた場合 | 小青竜湯、四逆湯 |
腎が冷えた場合 | 苓姜朮甘湯 |
苓姜朮甘湯の効き目をよくするには附子を加える。
八味丸(八味地黄丸)は一般的に附子0.5g。真武湯も附子0.5g。問題点は非常に量が少ないこと。
通常は3.0gとか使う。
附子だけは附子末を使っている。他は生薬を使っている。
附子は熱を加えて減毒し、更に熱を加えて粉末にする。2度も熱を加えているので量的には非常に極僅かしか入ってないと考えるべき。
効かそうと思うと、附子末を加える。初診で2-3g出す。難点は飲みにくいということ。
附子末は三和が最初で、ツムラ、コタローも出している。三和が一番よい。
コタローは厳密には炮附子末(ほうぶしまつ)で、冷えにはこちらが良い。
疼痛には三和、ツムラの附子末が良い。
本当に疼痛に効かせるには、烏頭丸(うずがん)。但し、手に入らない。
通常は3.0gとか使う。
附子だけは附子末を使っている。他は生薬を使っている。
附子は熱を加えて減毒し、更に熱を加えて粉末にする。2度も熱を加えているので量的には非常に極僅かしか入ってないと考えるべき。
効かそうと思うと、附子末を加える。初診で2-3g出す。難点は飲みにくいということ。
附子末は三和が最初で、ツムラ、コタローも出している。三和が一番よい。
コタローは厳密には炮附子末(ほうぶしまつ)で、冷えにはこちらが良い。
疼痛には三和、ツムラの附子末が良い。
本当に疼痛に効かせるには、烏頭丸(うずがん)。但し、手に入らない。
烏頭 | 非常に効くが、副作用が多くて困る |
白河附子・炮附子 | |
附子末 |
水はけを良くする薬に附子末を加えると効きが良くなる。
慢性関節リウマチ
黄耆が効く。黄耆末を3.0gくらい使う。黄耆が入ったエキス剤に防已黄耆湯などがある。
下肢の慢性関節リウマチ | 防已黄耆湯(N20)など |
上肢の慢性関節リウマチ | 桂枝加朮附湯(N18)など |
痛みの人は、「風呂に入ると楽になる」と言う人が多い。
風呂に入るというのはつまり「温まって汗が出る」、「気血の巡りが良くなる」ことを意味する。
風呂に入ると良くなると言うような人には、風邪の薬を使うと良い。
もう一つ痛みの人が言うのは「天気が悪くなるとひどくなる」である。
天気が悪くなるとひどくなるのは水毒があることを意味し、利水剤を使う。
天気の病気は疼痛の他に喘息がある。
天気によって起こるものの代表に頭痛がある。これには呉茱萸湯が有名。
天気が悪くなると頭痛がひどくなるものにも利水剤(五苓散など)が使える。これから天気が悪くなりそうという時に頓用でも十分効く。
天気が悪くなるとひどくなるのは水毒があることを意味し、利水剤を使う。
天気の病気は疼痛の他に喘息がある。
天気によって起こるものの代表に頭痛がある。これには呉茱萸湯が有名。
天気が悪くなると頭痛がひどくなるものにも利水剤(五苓散など)が使える。これから天気が悪くなりそうという時に頓用でも十分効く。