六君子湯 | 気虚。六君子湯が効かないのは気を下げる働きがあるため。 |
小建中湯 | 裏虚。肝の弱り。腹直筋の緊張、コロコロ便、手が火照るなど。判らなかったら、大人でも小建中湯5.0gから始めても十分効く。 |
建中湯類
現代は、建中湯類を中心に据えるとよい。昔は「葛根湯医者」という皮肉があるように、葛根湯を出せば何でも効いた。
腹直筋の緊張が判らない場合も多い。高齢者にも
小建中湯をよく使う。お腹が落ち着くと病気も落ち着く。色々訴える人でも大人しくなってくれる。
使いすぎると、下痢になったり調子悪くなったりすることもある。
小建中湯(TJ-99) | 虚労、心身疲労などに使用。 |
黄耆建中湯(TJ-98) | 小建中湯に黄耆が加わったもの。黄耆は皮膚の働きを整える。胃潰瘍・十二指腸潰瘍になりやすい人にfirst choice. |
当帰建中湯(TJ-123) | 小建中湯に当帰が加わったもの。 |
帰耆建中湯 | 当帰建中湯合黄耆建中湯 |
麦門冬の配されたグループ
肺の燥熱をとる。
麦門冬が要る人は、どんな病気の時もずっと麦門冬の入ったものを出すことが多い。その人の資質みたいなもの。厚朴も同じ。
麦門冬が要る人は顔が逆上せている。
炙甘草湯(TJ-64) | |
清心蓮子飲(TJ-111) | 夜中に何度も目が覚める。 |
滋陰至宝湯(TJ-92) | |
滋陰降火湯(TJ-93) | |
温経湯(TJ-106) | 当帰芍薬散+麦門冬湯みたいなもの。皮膚の荒れ、アレルギーなどにも使う。女性に良い。 |