通導散 | 大黄が配され、大承気湯の加減方であるため、狂状があり、イライラや食べすぎが著しいことがある。女性の精神神経疾患に使用の機会が多い。 |
女神散 | 黄連が配されている。赤黒い顔色である。精神神経症状にも用いられるが、血が上り過ぎたためのふらつき、眩暈を目標に用いると良いことが多い。 |
桂枝茯苓丸 | 桂枝が配され、黄連や大黄が配されていない。一般的には赤黒い顔色ではない。駆瘀血を目的として用い、精神神経症状を目的には通常使用しない。 |
温経湯 | 桂枝が配され、黄連や大黄が配されていない。のぼせが甚だしい人が多いが、赤黒い色ののぼせではなく、ほんのり桜色ののぼせである。臍下に冷えも認めることが多い。 |
通導散の弱い薬が九味檳榔湯。
桃核承気湯は体を冷やす。ただ、桃核承気湯の構成生薬には強い生薬が少ないので、胃腸虚弱にも使いうる。