CANADA'S WINDVIEW

趣味の写真を投稿していきます。昆虫好きな長男と一緒に昆虫を追いかけています。最初の年はセミやカマキリ、次の年はカブトムシ、トンボ、そして今年は…

名古屋臨床漢方セミナー 3

20110226土 晴れ 12℃⇔3℃ 西北西2


通導散大黄が配され、大承気湯の加減方であるため、狂状があり、イライラや食べすぎが著しいことがある。女性の精神神経疾患に使用の機会が多い。
女神散黄連が配されている。赤黒い顔色である。精神神経症状にも用いられるが、血が上り過ぎたためのふらつき、眩暈を目標に用いると良いことが多い。
桂枝茯苓丸桂枝が配され、黄連や大黄が配されていない。一般的には赤黒い顔色ではない。駆瘀血を目的として用い、精神神経症状を目的には通常使用しない。
温経湯桂枝が配され、黄連や大黄が配されていない。のぼせが甚だしい人が多いが、赤黒い色ののぼせではなく、ほんのり桜色ののぼせである。臍下に冷えも認めることが多い。

通導散の弱い薬が九味檳榔湯。

桃核承気湯は体を冷やす。ただ、桃核承気湯の構成生薬には強い生薬が少ないので、胃腸虚弱にも使いうる。




瘀熱(内部に篭った古い熱)を去る薬


茵蔯蒿湯(135)大黄・山梔子・茵蔯蒿黄疸・肝炎・蕁麻疹・口内炎ネフローゼ症候群などに使用。
茵蔯五苓散(117)茵蔯蒿・沢瀉・茯苓・蒼朮・猪苓・桂枝黄疸・肝炎・蕁麻疹・二日酔いなどに使用。瘀熱を強力に去ることができない時に使用。

茵蔯五苓散は茵蔯蒿湯の虚の薬。