気血津液(水)は昔の人が考えた概念。実態は?と聞かれると分からない。
気 | 目に見えないエネルギー |
血水 |
正気と外邪のバランスが取れていると病気にならない(邪正闘争)。
外邪 | 風邪、寒邪、暑邪、湿邪、燥邪、熱邪 | ウイルス、細菌、病理産物に相当? |
正気 | 病気に対する抵抗力、免疫機能 |
実 | 邪が盛んな状態 |
虚 | 正気が奪われた状態 |
日本漢方では、実証を「体力がある」と表現するが、そんな人はそもそも病気をしにくいので、薬は要らないんじゃないかとうことになってしまう。
太陽病 --- 邪正闘争で戦っているのが体表部。
辛温解表 --- 体を温めて汗をかかせて汗と一緒に邪を外に追い出す。
辛涼解表 --- 冷やすと言うよりは温めないと考えるとよい。あまり温めずに解表する。薄荷(ハッカ)は温湿布のメントールを思い浮かべればよい。
麻黄は体を温めることで邪を追い出す。悪寒のあるタイプ。
風邪でも悪寒が全くない熱発を起こすような場合、辛涼解表薬を使う。日本漢方には無い。
風邪でも悪寒が全くない熱発を起こすような場合、辛涼解表薬を使う。日本漢方には無い。
インフルエンザやSIRSでも銀翹散が効くタイプがある。
残念ながら医療用には銀翹散がないので、麻杏甘石湯などで代用する。
残念ながら医療用には銀翹散がないので、麻杏甘石湯などで代用する。
英語の論文になっている漢方は少ない。
その中で、麻杏甘石湯+銀翹散の効果が英語論文で中国から出ている。
日本人は麻黄湯で英語論文を書いていないので、世界的にはインフルエンザには麻杏甘石湯+銀翹散が効くということになってしまう。
その中で、麻杏甘石湯+銀翹散の効果が英語論文で中国から出ている。
日本人は麻黄湯で英語論文を書いていないので、世界的にはインフルエンザには麻杏甘石湯+銀翹散が効くということになってしまう。
半表半裏 --- 表でもない、裏でもない、中途半端な場所。消化管、気管支などは体内だが外とも言える。胃腸風邪をこじらせてお腹にきた状態。
往来寒熱 --- ずるずる微熱が続いたり、熱が出たり引っ込んだり安定しない状態。
胸脇苦満は日本漢方の経験則なので正しいことは正しいが原理は分からない。少し奥に入っているので、汗では出すことができないので和解させる。
小柴胡湯は、風邪の引き始めではなく、少しこじらせた状態。気管支喘息、気管支炎、胃腸障害など幅広く使用される。ただ、小柴胡湯は強い薬なので、実際は柴胡桂枝湯の方が使いやすい。
小柴胡湯は、風邪の引き始めではなく、少しこじらせた状態。気管支喘息、気管支炎、胃腸障害など幅広く使用される。ただ、小柴胡湯は強い薬なので、実際は柴胡桂枝湯の方が使いやすい。
大紫胡湯は強い薬がたくさん入っているので、実際風邪で使うことは少ない。小柴胡湯を使うような風邪でも症状が強いもの。具体的に炎症を呈しているようなもの。
小柴胡湯はずるずる慢性的に使うものではない。炎症が無くなったら止める必要がある。
小柴胡湯はずるずる慢性的に使うものではない。炎症が無くなったら止める必要がある。