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オオスズメバチの女王蜂の飼育の様子です。
樹液場に集まることから、餌はクワガタ・カブトムシ用の昆虫ゼリーで代用できそうです。
捕獲して連れ帰ったなら、最後まできちんと飼育することが飼い主の責任です。
もし飼えないのであれば、捕獲したその場で逃がすべきでしょう。
捕獲した場所以外で逃がすことは、長い年月かかってその地域の環境に適応したであろうその種(しゅ)の遺伝子を撹乱することになります。
飼育中、排泄物やゼリーの食べ散らかしなどでケース内が汚れやすいので、予めケース内の底にキッチンペーパーなど紙を敷いておくと良いです。
オオスズメバチの女王蜂は体が大きい分、食事量も多いです。通常の昆虫ゼリーだと5-7日くらいで食べきってしまいます。
飼育ケースの清掃もゼリー交換の時に同時に行うと良いですが、問題はこの危険生物をどうやって安全に移すかです。私は円筒形小型容器に移してから、用意しておいた新たな飼育ケースにセットを組んでおいて、そこに移すという方法でやっています。
蜂は上へ上へ行くという習性と光に向かっていく習性を利用すると、比較的スムーズに行えます。ピンセットで胸部と腹部の接続部を挟んで、摘まみ出す方法は、操作する人が危険な上に、蜂を傷つけてしまいがちなので、最終的に綺麗な標本を作製するということからもあまりお勧めしません。
オオスズメバチは土の中に巣を作ることからも推測できるように、暗くても行動ができます。但し、夜間は寝ているので、夜間は暗くし、昼間はやや明るくし、生活リズムをつけてあげると良いでしょう。
一応スズメバチの習性を熟知して飼育しているので、よい子の皆さんは絶対にマネしないでね。