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1の3乗根
1の3乗根で複素数となるものの1つを と置くと、複素平面上で実数 と複素数, の3点を結んでできる三角形は、複素平面上の原点 を重心とした正三角形となります。
この時、
より
となり、更に より
であり、
の関係があります。
また、
と合わせて、
や
と言った値を求めさせる問題が考えられます。
となり、
, …(7)
と判ります。
ちなみに、 と は共役な複素数です。
即ち、, とも表せます。
1の3乗根の複素数解とドモアブルの定理
となり、
は、複素平面上に於いて原点回りの 回転、 は 回転と捉えることができます。
の回転角が のそれの2倍となっていることから、ド・モアブルの定理も満たしていることが判ります。
実は、 と の値を入れ替えても上記の性質は満たします。
3乗の式の因数分解
因数分解の発展公式として有名な
となります。
実際(1),(4)を考慮して を展開してみると、
となることが判ります。
演習問題